『彩雲国物語』「白虹は天をめざす」感想♪後編

遅くなりましたが、彩雲国感想後編です☆
3日の前編からの続きです(笑。
ので、よろしければそちらから先にお読みください♪
それでは、以下、ネタバレ満載?のためご注意くださいませ~。

*****

彩雲国物語白虹は天をめざす (角川ビーンズ文庫 46-14) 彩雲国物語白虹は天をめざす (角川ビーンズ文庫 46-14)
雪乃 紗衣 (2007/08/31)
角川書店

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劉輝が九彩江へ入ったと知り、迷わず探しに行くことを決断する秀麗。
準備を整え船着場に向かった秀麗一行の前に現れたのは
「九彩江まで行ってくれる腕のいい船頭さん」
……他でもない藍龍連でした(笑。

一方、一人迷いながらも、ひたすら山頂を目指す劉輝。
―誰のためでもなく。ただ自分のために。
そして、ようやく社の入り口と思われる石段の前に辿り着いたものの、
そこで倒れ、意識を失ってしまいます。
そこに近づく何者かの足音―。

***

その頃、貴陽では黎深様たちを陥れようとする企みが着々と進行中。
楊修が清雅に情報を流し、絳攸様を罷免しようと水面下で動いているようです。
きぃーっ!ムカつく(笑!!
でも、それをしっかり盗み聞き(笑)してる静蘭がステキv

***

「腕のいい船頭さん」のおかげで命からがら&気絶しながらも(笑)、
森の中へ到着した秀麗一行。
しかし、そこへ迅が現れ、「縹家のおばちゃん」の命令で秀麗を迎えにきたことを告げます。
劉輝が高山病で倒れ山の上の社で寝ていると聞いた秀麗は、迅に従って社へ向かうことにします。
社に到着し、座敷牢に横たえられている劉輝の姿を見た途端、秀麗は涙を流します。

「―心配、したの。」

ところが、声をかけようとした瞬間、珠翠の中にいる「縹家のおばちゃん」の術によって、気を失ってしまう秀麗。

一方、劉輝はこの珠翠に憑依した瑠花から王位を退くよう迫られます。
劉輝の痛いところを突き、容赦なく揺さぶりをかける瑠花。

しかし、劉輝は「…いやだ」と答えます。

「余は、王だ。最後までその自分を捨てない。

ただの紫劉輝になることはしない―」

「余は、王だ。もう逃げぬ。この命が尽きるまで王であり続ける。」


劉輝は劉輝であり、同時に王である自分を絶対に捨てない―

ようやく、王としての自分を自覚したようです。
一皮むけた、といった感じでしょうか?なかなかにカッコいいですv

そのとき、

「―よくぞ申されました。そのお言葉、確かに」

と、そこへ現れたのは楸瑛でした。
じつはずっと劉輝の後ろを追いながら一部始終を見ていたそうです。
一人でせっせとキノコをとっているところも、パンダにくっつかれてるところも(笑、倒れて迅に助けられたところも…。

ここで、瑠花は珠翠と迅に劉輝抹殺の命だけを残し、一足先にトンズラ。
そして珠翠vs楸瑛(劉輝)、迅vs十三姫の構図に。皮肉なものですね…。
しかし、楸瑛が呼びかけても、珠翠の洗脳は解けません。

「洗脳と暗殺は縹家のお家芸ですからね。」

お家芸‥お家芸…

―さすが、綺麗事はアスハの
(おい)

なりふりかまっていられない楸瑛、最終手段、必殺!邵可様戦法(笑?で洗脳を解きます。
劉輝じゃなくても「プライドはないのか?!」と突っ込みたくなるって(笑。
まあ、まだ珠翠の中でそこまでの位置にはいないってことですね…。

弟璃桜の気持ちを自分へと向けさせたい一心の瑠花は、薔薇姫の代わりに秀麗を手に入れようとします。
しかし、それを寸前で止めたのは最強の兇手“黒狼”でした。
父は強し、ですね(笑。
瑠花の離魂の術を破るため、宝鏡を割る邵可。
瑠花を追い返すことに成功したものの、その結果、封印の解けた山全体が大きく鳴動し始めます。
楸瑛は一旦劉輝を船に乗せると、タンタンにいざとなったら逃げるよう指示を出し、燕青&秀麗を探しに龍連を連れて戻ります。

そして、迅と対峙する十三姫。
これまでの過去に一応のケリをつけた、といってもいいのかな?

このあとはちょっとややこしいので、簡単に(笑。

・鏡が割れていることに気づいた珠翠、二胡を弾いて山を鎮める。
・そこへ笛を鳴らしながら龍連と楸瑛が到着。
・暴れる珠翠を抱え、舟に戻る楸瑛。
・「忘れものだぜ」と、気絶させた十三姫を楸瑛に渡し、舟の綱を切る迅。

しかし、舟が出る瞬間、珠翠は「―戻れません。さようなら」と突然舟を降り、迅とともにその場に残ることを選びました。

縹家から逃げるのではなく、縹家と戦うために―。

そして、無事竜眠山に帰還し、秀麗は十三姫から、劉輝は楸瑛から、
迅と十三姫の悲しい過去について聞きます。

一方、「藍雪那」に賭けを申し出、勝ったら願いを聞いてほしいと頼む楸瑛。
その賭けとは…兄三人を見分けること。
「藍楸瑛」として「花」を受け取ってしまったものの「藍家」は劉輝を認めていない。
だからこそ「花」を返上して藍姓を捨て、再び戻ってくるつもりで藍州に帰ったようです。

かくして賭けに勝った楸瑛は、晴れて?藍家から勘当してもらいます。
そして改めて楸瑛に告白する劉輝(笑。

「余を選んでくれ、楸瑛。余はそなたを選ぶ。そのためにきたのだ」

ん?「え」と「れ」を入れ替えたら…ごにょごにょ(笑。ほんと、言う相手がちょっと違う気が。

「―藍楸瑛、今日これより、生涯心からお仕えすることを誓います。本気の剣をわが君に捧げましょう」

ということで、愛を再確認した劉輝と楸瑛。(おい)
*****

そして、貴陽へと戻る船の中。
劉輝は秀麗に、
「余は、もう、秀麗のための王にはなれない。王は結婚しなくてはならぬ。
十三姫を筆頭女官として後宮に入れ、秀麗以外で正式に娶るなら十三姫とする。」
と告げます。
さらに、秀麗をもう待ち続けてはいられないから、期限を設けて勝負をしようと持ちかけます。
内心動揺していたため、その勝負をあっさり受けてしまう秀麗。
さて、劉輝の持ちかけた期限はいつまでなのでしょう?
短くもないが、決して長くもない期限―
気になります。

そしてタンタンが見抜き、ようやく明らかにされた燕青の本音。
やはり燕青も秀麗ちゃんが好きなようです。
ある意味、この二人はすごい絆で結ばれてるからなぁ。
しかし、「秀麗の官吏」になることを選んだ燕青は、おそらく最後までこの気持ちを口にすることはなさそうですねー。
これが燕青なりの愛なんだろうな。タンタンじゃないけど、本当にかっこいいです。

そしてタンタンは命令違反をした秀麗の身代わりに地方へ。
実際には、御史見習いから監察御史へと昇格してましたが(笑。
最後までぬかりありませんでしたねー。
とりあえずタンタンはこれでお役御免といった感じでしょうか?
寂しくはなりますが、それなりに見せ場もあった(と思う)ので、
ここらがほど良い潮時なのかもしれませんね~。
ちなみにタンタンは後々、名御史として名を馳せることになるそうで。

一方、戻ってきた劉輝に、悠舜は絳攸の件を告げ―‥

次はいよいよ絳攸様とそれを取り巻く紅家の番かな?
気になるのは、相変わらずはっきりとしない、けれど
刻々と変化している秀麗ちゃんの体です。
薔薇姫の血を受け継いでいることと関係が深そうですが。
もしかして、だんだん仙化してるとか(笑?
とにもかくにも、次巻が楽しみです☆ 
 
最後に前編後編にわたり、とりとめもない感想にお付き合いくださった皆様そして拍手を下さった皆様、本当にありがとうございました~!



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