『伯爵と妖精』「誰がために聖地は夢みる」感想♪


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伯爵と妖精誰がために聖地は夢みる (コバルト文庫 た 16-34)


以下ネタバレありのためご注意ください☆

*****

ええっと、読了直後の感想にも書いたように今回はとにかく切なかったです。
最近はエドガーとリディアの関係も順調だっただけにつらいですね。。
まあ、あのまま難なく結婚っていうのも無理そうでしたが…。

ということで、心に残ったシーンを中心に感想いってみたいと思いますv

お母さんのお墓に結婚の報告をするため、仕事のあるエドガーより一足先にスコットランドへ向かう
リディア。
たった数日離れるだけにもかかわらず、名残惜しそうにするエドガーとの別れの場面。

エドガーから指先にキスを受けたリディアは、少しあらたまった気持ちになって、
軽く膝を折るお辞儀をした。
貴族に嫁ぐ娘として、いくらかそれらしい振る舞いができるようになってきただろうか。
エドガーも笑いながら正式なお辞儀で応え、それから手を振ってくれる。


ぎこちないけれど彼女なりに頑張っているリディアとそれを温かく見守るエドガーが萌えv
さりげないシーンだけど、結構ときめきました(笑。

しかし、実家で過ごすリディアと教授のもとに、突然「兄」を名乗るブライアンという青年が現れ、
リディアは取り換え子であり、教授とアウローラさんの本当の赤ちゃんは幼い頃妖精界で
亡くなってしまったと告げます。
オーロラの精として天上へ帰るまでの間、「兄」として接してほしいと頼むブライアンにリディアは
やむなく了承。
一方、リディアを守るためにいろいろと画策(笑)し終えたエドガーがハイランドへと到着。
リディアの「兄」を名乗る胡散臭いブライアンと、早速もめるエドガーが可愛いです。
客室の窓からみえる丘で踊る妖精のことを幸せそうに話すリディアにエドガーが、

「きみの見ている世界が、僕にも見えたらいいのに」
というと、
「見えなくても、想像すればいいのよ。そうすれば見えるのと同じことよ」

と、さらりと答えるリディア。うん、いいですね。リディアの言葉が素敵v
今回の伯妖は名言がいっぱいな気がします。

お墓参りからの帰り道、エドガーと手をつないでいることに安らぎを感じるリディア。

人と妖精と、子供のころからふたつの世界の狭間にいた。
どちらともつかずに、どちらも何か物足りなかった。
けれどエドガーといっしょなら、リディアはどちら側にいても幸せかもしれないと思える。


人の世も妖精の国も、自分たちを取り巻くひとつの世界だと感じながら。

リディアとエドガーの気持ちが重なってきているのがよくわかります。
ただ、リディアが今までになく幸せそうで、逆にこの先が不安になりますね。

「きみの故郷へ来てよかった」
「…そう?何もないところでしょ」
「僕が知る前のきみを、少しでも知りたかったんだ。きみが見ていた風景、接した人々、
母上との思い出、僕にとっても大切なものになりそうだ」

あんまり彼がやさしいと、リディアは少し怖くなる。
(←ちなみに私はかなり怖いです)

あとはちょっとややこしいので簡単に。

*リディアママはハイランドの有力な氏族マッキール家出身。
マッキールは妖精族と子供取り換えることで共存共栄。
ママ自身も取り換え子。
その風習に疑問を抱いたママはカールトン教授と駆け落ち。
リディア誕生。

しかし、マッキール家の土地はプリンスの使役する悪しき妖精によって荒れ果ててしまう。

氏族の危機に蘇るといわれる伝説の予言者を目覚めさせたい!と考えるマッキール家。

彼を目覚めさせるには、マッキール家の血をひく女を許婚として差し出す必要がある。

該当者はリディアのみ。

代償としてリディアの生命=寿命を削ることになるため、そのことを隠しつつリディアをだまして
予言者の元へつれていこうとするマッキール家のフェアリードクター。

予言者が蘇るという、19年に一度の満月の日。
マッキール家+予言者vsプリンス
マッキール家+予言者vsエドガー
の構図となるため、目的は違うものの、プリンスと利害の一致してしまうエドガー。
不本意ながらもエドガーは予言者を葬ろうと聖地へ。
一方、ニコをマッキール家に猫質?にとられたリディアはエドガーがプリンスになったことを
知らないため、彼をプリンスから守れるなら、と騙されたまま予言者をよみがえらせるために
これまた聖地へやってきます。
その聖地でエドガーがプリンスの記憶を引き継いでいることを初めて知るリディア。
動揺するものの、エドガーをプリンスとして攻撃するオーロラの精、フィル・チリースから守ろうとして
怪我をしてしまいます。さらにそんなリディアを庇ってブライアンが亡くなってしまい…。
本当の「兄」ではありませんでしたが、どこか憎めない人(妖精?)だっただけに悲しいですねー。

そして、リディアを救うため、予言者を目覚める前に殺そうとするエドガーでしたが、
すでに予言者は蘇ったあとで…?!

うーん、つまり予言者は自力で起きちゃったってことですね(笑。
この先、やはりリディアを嫁にしようとやってくるのでしょうか?
ちなみにこの予言者ってどんななんだろう。意外にイケメンだったらどうする(笑?(どうもしません)

なんとか聖地を出たエドガーとリディア。
しかし、リディアの身体に残ったフィル・チリースの魔力は想像以上に厄介なもので、
わずかでも魔力が残っているかぎり、敵=(プリンスの記憶をもつ)エドガーを殺そうとするようです。
そのため、エドガーが近くにいることで、リディアの容態はさらに悪化。

リディアの身体の魔力を浄化するには、エドガーと離れ、このまま何年か島に残るしかなく、
エドガーと島を出れば死ぬかもしれない。。
答えは決まっているとはいえ、厳しい選択ですね。
残された時間が短くても、今エドガーと離れるわけにはいかないと言って譲らないリディアを
エドガーは、またしても騙す形で置いていくことを決断します。。

「リディア、わかってくれ。僕がほしいのは、数日で終わるとわかっている幸福じゃない。
きみとの将来で、幸せな家族なんだ」


このエドガーの切実な願いもわかるし、一方でプリンスの記憶がどんな影響を及ぼすかもわからず、
エドガーがエドガーでなくなるかもしれない…という不安から少しでも傍にいたいと願うリディアの
気持ちもわかります。。
うーん、せつない。

そしてそんな辛い境遇に置かれたリディアを見ていられないとリディアの傍を離れることにするニコ。
表紙でニコがあさっての方を向いているのがずっと気になっていたのですが、
こういうことだったんですね…。
レイヴンとニコの別れのシーンはつらかったです。てゆうかニコのヘタレめ!!
こうゆうときこそリディアの傍にいてくんなきゃ…!
ということで、昔のエドガーをみてるようでヤキモキします(笑。
まあ、帰ってきてくれると信じてますが!

次こそは幸せな二人の姿を見たいです。
ちなみに今回の舞台はスコットランドでしたが、この雰囲気は好きですね~v
とにかく、ここで終わるの~?!って感じだったので次巻が待ち遠しいです。ほんとに(笑。
あらら、なんだか長くなってしまいました…。すみません。。
このようなとりとめのない感想にお付き合いくださりありがとうございました~☆
 

 
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2 Comments

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2008/03/02 (Sun) 17:44 | EDIT | REPLY |   

こみかん  

ありがとうございます♪

里いもさん、こんばんは~☆
コメントありがとうございました!
ほんと、今回の伯妖は切なかったですよね。。
シリアスなシーンがほとんどでしたし。
読み終えたあと、ショックで呆然としちゃいました…。
エドガーとリディアの離れ離れになっている時間が少しでも
短いことを祈るばかりですねーe-75
とりあえず、無事再会した二人のラブラブな姿を妄想想像
しながら(笑)次巻を待ちたいと思いますe-420
それでは、また遊びにいらしてくださいね~♪
 

2008/03/03 (Mon) 02:49 | EDIT | REPLY |   

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